5月17日(マイシン処理)
こんにちは、高垣です。
今日はかなり蒸し暑かったですね。
さて今日は、カリスマ指導員に来園いただいて、ブドウ栽培の講習会を開きました。
全部書くのは憚られるので割愛しますが、だいぶ賢くなりました。
その後は
こいつを
ここに
こうしました。
所謂マイシン処理(無核化促進)というやつです。
ブドウは花が満開の時にジベレリン処理(無核化処理)という、要は種無しにするための処理をするんですが、品種によってはジベレリン処理だけでは種抜けの悪いものがあります。
そういった品種には、より種抜けを良くするためにジベレリン処理より前に、このマイシン処理を行うのです。
やり方は写真で見ると3行なんですが、アグレプト液剤を水で1000倍に希釈し、薬液をカップに注いでブドウの花を浸していきます。
で、マイシン処理を行うタイミングなんですが、これがまたややこしい。
公式には、マイシン処理は満開前14日〜10日前に行うとなっているんですが、満開を見てから遡求するわけにはいかないので未来視する必要があるわけです。
その方法は、僕が知っているのは2つです。
ひとつめは、葉っぱの枚数から判断する方法で、だいたい葉っぱが10枚〜11枚の時が満開前14日〜10日前だそうです。
写真の2枚目がそうですね。
ふたつめは、開花のタイミングから判断する方法で、上の写真のブドウの花のように短く整形していない手付かずの花の蕾がひとつでも開いたら、その時が満開前14日〜10日前だとみなします。
なぜ手付かずの花かというと、ブドウの花は軸の基部から先端にむけて咲いていくので、短く整形してしまっていると本来咲いているはずの場所の蕾がないので、開花のタイミングがあやふやになる可能性があるからです。
しかし、実際にはマイシン処理のタイミングでは、作業効率的に花は短く整形してしまっているので、葉っぱの枚数で判断するのが順当ではないかと思います。
長々と書きましたが、これはカリスマ指導員にもっと専門知識を書けと言われたからではありません。
自主的に、です。
では、また。